コラム 2025.09.12
東洋医学の「血(けつ)」とは?|秋田美容鍼、小顔整体、不妊治療はお任せください!
東洋医学の「血(けつ)」とは?
〜健康と美容の土台になる基礎知識〜

血(けつ)とは?
東洋医学でいう「血(けつ)」は、西洋医学でいう血液と完全に同じではありません。
血液の働きに加えて、「体に栄養と潤いを与える大切なエネルギー源」
としての意味を持っています。
血は、食べた物からつくられ、全身を巡り、肌・髪・爪・内臓・心の働きまで支える存在。
つまり 「血(けつ)が充実している=体も心も美しく健やか」 ということです。
血の役割
東洋医学では、血には大きく3つの役割があります。
1 栄養する
筋肉や臓器に栄養を届ける。元気に動けるのは血のおかげ。
2 潤す
肌・髪・爪・目・関節をうるおす。美容に直結!
3 心を安定させる
血は心(精神)を落ち着ける働きもあり、不眠や不安感とも深く関係。
血が不足するとどうなる?(血虚:けっきょ)
血が足りなくなると、体や心にこんなサインが出てきます。
それでは、具体的に状態を上げると
- 顔色が青白い、ツヤがない
- 髪がパサつく、抜けやすい
- 爪が割れやすい
- 目が乾く、視力の疲れ
- 動悸、不安、不眠
美容で言えば「老け顔」「乾燥肌」「髪が細くなる」などにつながります。
血が滞るとどうなる?(瘀血:おけつ)
血がスムーズに流れないと、体の隅々まで栄養が届かず、老廃物もたまります。
この状態が以下の症状となります。
- 肩こり・頭痛・冷え
- シミ・くすみ・クマ
- 生理痛や子宮の不調
- 慢性的な疲労
見た目にも「血色の悪さ」や「肌の透明感のなさ」として表れます。
血を元気に保つためにできること
血を整えることは、美容と健康の土台づくりそのものです。
それでは生活の中でどのように整えたら良いのか?
以下のことに注意してみてください。
- 食事:赤身の肉、レバー、ほうれん草、黒ごま、なつめ など「血を養う食材」を意識
- 睡眠:夜ふかしは血を消耗するので注意
- ストレスケア:心が乱れると血の流れも乱れる
- 軽い運動:気血の巡りをよくして全身に栄養を届ける
関連する臓腑
血の生成や循環には、次の臓腑が大きく関わります。
- 肝:血を貯蔵し、全身に必要なときに届ける
- 心:血を巡らせ、精神を安定させる
- 脾:食べ物から血を生み出す
まとめ
東洋医学の「血(けつ)」は、体と心、美容を支える大切な存在です。
血が不足すれば乾燥や不眠、血が滞ればシミや冷え…。
つまり「血を整えること」が美と健康の第一歩。
毎日の生活の中で、血を養い、巡らせる工夫を取り入れてみてください。