津液(水)とは?|秋田美容鍼、小顔整体、不妊治療はお任せください!
津液(水)とは?体をうるおす大切な存在
こんにちは!今日は東洋医学の基本のひとつ「津液(しんえき)」についてお話しします。
「津液」とは、かんたんに言うと 体の中の水分の総称 です。
血液以外の体液、つまり汗・涙・唾液・関節を滑らかにする液
皮膚や粘膜をうるおす水分などを全部まとめて「津液」と呼びます。
イメージしやすく言えば、体の中にある“天然の化粧水”や“潤滑油”のような存在です。

津液の働きって何?
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津液はただの水分ではなく、体を健康に保つためにこんな働きをしています。
- うるおいを保つ → 肌や髪にツヤを与える、目や口の乾燥を防ぐ
- 関節をスムーズに動かす → 関節液として“潤滑油”の役割
- 臓腑や器官を守る → 粘膜や臓器を乾燥から守る
- 代謝や排泄に関わる → 汗や尿として老廃物を出す
つまり、津液が十分にめぐっている状態は、肌も髪もイキイキして、体の動きもスムーズ。
まさに“みずみずしい健康”そのものなのです。
津液のバランスが乱れるとどうなる?
津液は「不足」「滞り」「過剰」の3つでトラブルが起こります。
① 津液が不足すると…(乾燥タイプ)
- 皮膚の乾燥、かさつき
- 目や口の乾き、声がかすれる
- 便秘(カチカチ便)
- のぼせ、ほてり
👉 例:エアコンで乾燥した部屋に長時間いると、のどがカラカラになりませんか?
これが津液不足の一例です。
② 津液が滞ると…(水の巡りが悪いタイプ)
- むくみ、体が重だるい
- 頭が重い、めまい
- 胃もたれや吐き気
- 関節の動きが悪い
👉 例:雨の日に体がだるい人は、体の中の水のめぐりが悪くなっている
可能性があります。
③ 津液が過剰になると…(余分な水がたまるタイプ)
- 水太り
- 痰がからむ咳
- 鼻水が止まらない
- お腹がポチャポチャ音がする
👉 例:冷たい飲み物ばかり飲んでいると胃腸が冷えて、
水分が処理できずに余ってしまうことがあります。
津液を整えるためにできること
では、津液のバランスを整えるにはどうしたらいいのでしょう?
津液不足には
- 白きくらげ、梨、豆腐、はちみつなど“うるおす食材”を取り入れる
- 水分を少しずつ、こまめに摂る
- 夜更かしを避ける(津液は睡眠中に養われます)
津液の滞りには
- 適度な運動で発汗し、めぐりを良くする
- ハトムギ、冬瓜、緑豆など“利水作用”のある食材をとる
- 冷たい飲食を控える
津液過剰には
- 生姜やねぎなどで体を温め、余分な水を追い出す
- 甘いもの・アルコールを控える
- 消化力を落とさないように腹八分目を心がける
津液(水)と関係の深い臓腑
津液の生成やめぐりには、東洋医学でいう「臓腑」の働きが大きく関わっています。
- 脾(ひ)
- 食べ物や飲み物を消化・吸収し、水分を“津液”に変える工場のような役割。
- 脾が弱ると → 水分がうまく処理できず、むくみ・水太り・胃もたれに。
- 肺(はい)
- 津液を全身に散布して、皮膚や粘膜をうるおす。
- 肺が弱ると → 乾燥肌、のどや鼻の乾燥、咳が出やすい。
- 腎(じん)
- 津液を蓄え、必要に応じてコントロールする貯水タンク。
- 腎が弱ると → 尿トラブル、むくみ、冷え、慢性の乾燥感が出やすい。
- 三焦(さんしょう)
- 上・中・下の3つの水路を通して、津液を全身にめぐらせる「水の通路」。
- 三焦が滞ると → 水が停滞して、むくみや痰が出やすくなる。
まとめ
「津液(水)」は、体をうるおし、動きをなめらかにする大切な存在。
不足すれば乾燥し、滞ればむくみ、余れば痰や水太りにつながります。
つまり、津液のバランスは “みずみずしい健康と美容”のカギ なのです。
あなたの体は今どのタイプでしたか?
ぜひ生活習慣や食べ物を少し工夫して、津液を整えてみてくださいね。